ビール祭、OKTOBERFESTの話じゃない。
10月に熱い
ゲームを観られるなんて幸せだ。
8日のパ・リーグ、クライマックスシリーズ第1ステージ初戦。
朝からの雨。
マリスタに着いても降り止む気配がないが、当然の様に中止なんて考えなかった。
今日は先行抽選予約に外れたいたが、
このブログを通じて知り合ったナパさんに譲って頂けることになり、スタジアムで合流。
ナパさん、本当にありがとうございました!
入り口で白い大きな紙のボードを渡される。
2年前のプレーオフを思い出す。
あの時もこういう紙を渡されてみんなで掲げ上げ、スタジアムを白一色に染めたもんだ。
席は2階。
屋根下だったが、風速10メートル超、横殴りの雨に洗われる。
我が夫婦はマリーンズの
ポンチョで濡れた椅子に陣取る。
この日の先発は渡辺俊介。
まぁーた雨だ。
この人が投げる日はいっつも雨だ。
相手ホークスの先発は斉藤和巳。
マリーンズにはシーズン十何連勝?
そんなの関係ねぇ!!
試合は、3回、ホークスが3点を先制するも、
その裏、マリーンズは苦手の斉藤和巳に対して、
先頭ベニーの内野安打をきっかけに福浦ヒットエンドラン、
今江ピッチャー強襲で1点を返し、さらにTSUYOSHI絶妙なバントヒットと、
4連打でノーアウト満塁。
その後2アウトを取られ、今年良くあったガス欠パターンかと思いきや、
サブローが2点タイムリーで一気に同点!
一気に追いついたのはデカイ!
それにしても3回からスキンヘッド
ランニング(チャンステーマ)の応援となり、
既にダミ声、「もたねぇよな」と笑う。
4回に1点勝ち越されるが、その裏すぐに2点を返して逆転!
斉藤和巳、肩がダメらしいが、明らかに調子がおかしくて、ちょっと可哀想な感じだが、
同情してる場合じゃないわな。
結局、マリーンズは斉藤を4回で引きずり降ろす。
5回にもオーティズのホームラン!
1塁側2階席から、雄々しく美しくレフトへと伸びゆく
ライナーを見送る。
結局、6、8回と1点ずつ追加して8-4、初戦を奪る!
渡辺俊介、初回の不調を持ち直し、
マリンの風を味方につけて完投勝利!
一頻り盛り上がった後、ナパさん達と別れ、僕ら夫婦は幕張本郷のマリーンズバーに行く。
マネージャーのHさんが紙吹雪を作るのを眺めつつ、大画面の録画で盛り上がり、
ご機嫌のご帰還であった。
翌日、6時過ぎに
恵比寿の
オフィスを出て、
同じく表参道を出てきた相方と新木場で落ち合う。
7時過ぎ、この段階で、先発の小林宏之、まさかの大乱調で0-6・・・。
「帰っちゃおか?」と言ってみるが、むしろ彼女にたしなめられ、海浜幕張。
シャトルバス乗り場の行列に加わるが一向に来る気配がなく、
列はバラバラと脱落者が出始める。
「7時半最終で、もう終わったらしいですよ」と女性に声を掛けられ、
もう一人近くにいた女性と4人でタクシー相乗りでマリンスタジアム。
1塁側内野席。
普段ならA指定ぐらいのところ。
いつもの同士と、二年ぶりに会うその友達が既にいる。
ヒット一つで盛り上がるいつもの周囲のノリに完全に遅れたボクは
ビールを煽って参加する。
この日はちょうど反対側、3塁側の同じ辺りに父と弟、妹夫妻が陣取っているはずだった。
父と妹夫妻と言えば、この間の観戦は、ファイターズの優勝を目の前で見せつけられた
9/29だったはずで、「疫病神か?!」と妹にメールを送ってみたが無視された(笑)
試合は、結局3-8で大敗。
しかし、8回にシーズン絶不調だった福浦の2ラン、
9回には同じく不調に泣かされた小林雅英が登板してキッチリ仕事をこなし、
明日に繋がる試合だったんじゃないかと言い聞かせて、球場を後にする。
幕張本郷に出てセブンイレブンで翌日のチケットを引き替え、同士とその友達に渡す。
連勝を考えて引き替えてなかったのだったが、まぁ、備えあれば憂いなしってとこかな。
寄り道はしなかったが、家に着いたのは12時過ぎ、やけ酒の缶ビールでふて寝。
そして10日。
このステージの勝ち上がりがこの試合で決まる。
既にアメ横のおっちゃんレベルのダミ声だったボクは仕事場で冷やかされた。
前日同様、定時過ぎに出て、新木場で落ち合い、海浜幕張。
ケータイライヴによればまだ0-0。
タクシーでスタジアムに行き、席に着く。
同士と友達は既に来ている。
3塁側内野奥、フィールウィングシートのすぐ上、グランドにも近い良い場所だ。
ファイターズ優勝に沸き立つファンを間近で観たのを思い出して
イヤな気がしたが、さすがにこの日は3塁側もほぼマリーンズファン一色で心強い。

成瀬とスタンドリッジの両先発が好投を続け6回表までゼロが並ぶが、その裏。
1アウトからTSUYOSHIがフォアボール、塁上で盛んに盗塁の構えを見せると、
スタンドリッジが明らかにイラつき出し、さらに連続フォアボールで満塁。
打席にサブロー。
2球目を叩き、ボールは力強いライナーで右中間のど真ん中を切り裂く。
ランナーの動きを見る間もなく、一斉に総立ちで、
見知らぬ人同士ハイタッチの大盛り上がりとなり、
気づいた時にはサブローが3塁でガッツボーズを作っていた。
3-0で遂に勝ち越し!
さらに里崎が意表をつくスクイズで4-0。

成瀬はさすがに成瀬だ。
ホークスを完璧にねじ伏せる。
そして最終回、成瀬がマウンドに登る時の球場全体からの成瀬コールには痺れた。
ピッチャーにコールを送るのはマリーンズファンが一番だろうが、
さらにこの時のそれはまさに万雷、成瀬自身、鳥肌が立ったと言っていたらしい。

ホークス最後の打者、松中が力無いフライをサードに打ち上げ、
今江がこれを取ってゲームセット、マリーンズ第2ステージ進出決定

直後にライトスタンドから紙吹雪が舞い、外野後方から花火が上がる。

振り返ればホークスベンチの面々の花火を見上げる姿が印象的に映った。

バレンタイン監督のインタビュー。
「サッポロニイ〜キマショウ!」
サブローのヒーローインタビュー。
「サッポロニイ〜キマショウ!」
そうだ、闘いは
札幌へと続く。
サブローがライトスタンドへ挨拶に向かうと、また紙吹雪、そして大歓声。
スタンドが膨れあがる様に見えた。
遅れて成瀬がベンチから現れ、同じようにライトスタンドへ向かうと、
スタンドは再び膨れ、大歓声に包まれた。
「頑張れ頑張れマリーンズ!」「日ハム倒せ、マリーンズ!」
俺達の誇りの大合唱など、一頻り大騒ぎの後で、
レフトスタンドにごく僅かに残ったホークスの応援団からエールが贈られ、
球場中からそれに応える。
「頑張れ頑張れホークス!」「レッツゴー、ホークスーっ!」
一昨年、ライオンズに勝った時もそうだったが、ジンと来た。
ライバルだ。
君たちの想いを僕らが引き受けるよ。
ありがとう。
来年、またいい闘いをしよう!
車で帰るという同士達と別れ、僕ら夫婦はまた幕張本郷のマリーンズバー。
ユニフォーム姿の見知らぬ人と拳を合わせたり、
チケットが取れず
テレビ観戦をしていた人の解説を受けたりしつつ、
大画面の録画に見入り、いいシーンでみんなで大騒ぎ。
一昨年のプレーオフの時のこの店の盛り上がりを思い出した。
相方は、エール交換の時、泣きそうだったそうだが、店ではご満悦のようだった。
終電近くになり、1時間半掛けて家に戻ると、もう1時ってとこだった。
翌朝、驚くほど清々しい気分だった。
声は大晦日のアメ横のおっちゃんのそれになっていた。
これで今年の観戦成績5勝6敗1分。
負け越しで終わるはずがないから、次は日本シリーズってことで、
マリーンズが札幌から戻る事を信じるに足りるってことだ。
試合後のマリンスタジアムの夜空。
既に秋の漆黒が拡がっていた。

もう10月。
けれど、マリーンズの2007年はまだ続くんだよ。