先週末、相方がチョコレートケーキを作ってくれた。
ちょっと前にボクが仕事絡みで持ち帰っていた10代の女の子向けの
雑誌、
彼女はそのバレンタイン特集を読み込んでいて、
ボクはそのけったいな光景を多いにいぶかったものだったが、
彼女はその記事に触発されたのか、そもそもケーキ作りをしようと思っていたところに
ヒントがあったのか、
自由が丘で道具を、
渋谷で材料を買い込んで、台所はさながらラボの様、
研究者の様な形相の彼女が
レシピを睨みながらの力作だった。
お互い甘党ではないし、彼女は、
菓子の様な計ってどうする、みたいなものを
作りそうなキャラでもないのだが、気持ちは何より嬉しいものだ。
スティックに切り分けたケーキをラップでくるみ、
クローゼットにしまってあったどこだかのバラの包装紙にまとめて、
これまた何かで貰って取っておいた金のリボンで飾ってくれた、
その、どこまで本気なのかワカラン加減はいかにも彼女らしくウィットが効いていて、
有り難く頂戴した。
曰くレシピ通りだからとのことだが、贔屓目を差し引いても十分に旨かったと思う。
バレンタイン当日、会社で定時前にボク宛のバイク便を受け取った同僚が、
それを「チョコレートですよ」と軽口と共にボクに渡してくれたのだが、
送り主を見ると、一番の得意先の女性担当の名。
ビビッと来て開けば、(カランバ!)本当にチョコと
クッキーが入っていた。
走り書きの手紙が添えられていて「手作りです」とのこと。
この担当の人には随分と頼りにしてもらっているのだが、
最近ちょっとトラブルっぽい事があって、気まずくなっていたから、
彼女なりの気遣いだったのかも知れないが、
何だか、一段とズシっと来る様にも思いつつ、お客さんから戴けるなんて、
アカウントマネージをしている立場からすれば冥利に尽きると思い直した。
しかし、サプライズ度合いで言えば、ボクにとって史上最大じゃないだろうか、ある意味。
相方はバレンタイン当日に「別に
プレゼントがある」と言っていて、
何やらそれは、翌日にならないと手に入らないという。
で、翌日、彼女が渡してくれたのが、東急電車の
目覚まし時計。
日々の細かな積み重ねからボクの「鉄男性」を指摘する彼女が、
喜ぶだろうと(?!)どこだかで見つけて買ってきてくれたらしい。
後で知ったが15日発売だったから一日待って、ということだったようだ。
「ほら鉄男」という彼女に、何を言ってもそのレッテルを剥がせなそうもないのが
いい加減分かってきた最近だが、まぁ、ネタを考えてくれるのも面白いからいっかな。
ということで、モテるという基準とは全く別物なりに、
可笑しく有り難くありました。