スタジアムにつくと雷雨が酷くなる中での今季初の観戦。
せっかくのフィールドウィングシートも、
ポンチョを滲み抜けてくる雨にズボンが濡れだして、
全身が冷えてくるのが分かる。
試合前のフィールドでは土のところにシートが掛けられ、
練習が行われる雰囲気もなく、試合があるのかさえ覚束ない有様。
雨が強くなって、一度スタンド下の通路に避難し、スープなどを買いに並んでいると、
店前のモニターで、この日お披露目のMarines Wing Visionの点灯式と
スターティングオーダーの発表をやっているのが分かり、慌ててスタンドへと戻る。
フィールドウィングシートは、グランドの間近で、
選手にサインを貰えたりボールを投げ込んで貰えたりするチャンスがあるが、
これじゃぁ、選手がサインなんてしてくれそうもないよなぁ、などと言っていると、
西岡剛が現れ、フェンス越しにサインを始める。
慌てた様な表情の相方を急かすと、彼女はポンチョ姿で取るもの取りあえず
数メートル前のフェンスに掛けだして人の群れの中に消える。
サインを貰えるなら、と、先にボールか色紙を売店に探したが見当たらず、
じゃぁ、ユニフォームか、この日配られた開幕記念フラッグか、だね、
などと言っていたのだが、しばらくすると人の山の中から彼女が現れ、
心なしか顔を上気させて戻ってくる。
ライトブルーのマリーンズキャップのツバに西岡のサインゲット!
「何かね、すごくいい人オーラがあったよ!!」
里崎ファンで普段は西岡をチャラチャラしている、などと評している彼女は、
一瞬の出来事で、すっかりとその評を覆したらしい(笑)
確かに雨の中黙々とサインをするのも大変なものだ。
マリスタ開幕を祝う『フラッグセレモニー』が始まる。
マリーンズの巨大な旗と共に、千葉県内の各市町村と石垣島の旗が続々と登場、
小振りになるも降り続く雨の中、まばらな観客を前にはどうにも盛り上がらないが(苦笑)
君が代斉唱は、石垣島の歌手が三線を奏でながらの独唱。
なんだか、やたらと千葉と石垣の結束に腐心しているみたいだな、マリーンズ。
試合は、2回の裏、6番大松がライトへのホームランで先制!
雨に濡れたカメラのレンズを吹いていたボクは、歓声で視線を挙げると、
夜空に舞い上がって行くボールがスタンドに吸い込まれるのが見えた。
瞬間を見逃した事を相方に突っ込まれたボクは、
ベンチ前に戻った大松を撮ろうと構え、手ぶれなりになんとかショット。

ズレータ凡退の後、今江がレフトフェンス直撃のツーベースで、橋本。
後ろの人も言っていたが、里崎の体調不良で回ってきたチャンス、
何とか復活のきっかけを掴んで欲しいなぁ、と注目していると、
彼らしい身体を巻き込む様なスイング一閃、
ボールは先ほどの大松の弾道を追う様に、ライトスタンドに突き刺さり、
2ランホームラン!!
今度はしっかり目に焼き付けましたよ!
前後の人とハイタッチで、後ろの人とは、「良かったですねぇ、橋本」と、
親戚同士みたいな感じで頷き合う。
3-0。
バッファローズ先発の中山が見るからに頼りなく、
これは大勝かと思った矢先に、宏之が2点を取られて、1点差。
しかしその裏、幸一、大松のタイムリーで5-2とすると、
その後も5回まで毎回得点で、7-2。
さすがに今日は楽勝ムードが漂う。

ところで、フィールドウィングシート、言うまでもなくグランドに近くて目線が低くて、
打球が目線より上に見えるのが良かった。
前に一度来た時にはデーゲームで、
反対側の観客の服の色にボールが混ざって見えづらかったが、
ナイトゲームはむしろハッキリ見えて、夜空に飛び行く球道はこの席ならではだ。
あ、あと、何回だったか、バッファローズのセカンド阿部が、
ライナーをダイビングで獲ったのもすごかった。
プレー自体も見事だったが、目の高さを飛び抜けたボールが
青黒い線の様に見えた阿部に断ち切られる、そのスピード感はさすがだ。

(フィールドウィングシートからの眺め)
残念ながら選手が投げ入れたり、ファールで飛び込んでくるボールをゲット、
とは行かず。
久々に『伊良部モデル左利き用グラブ』を引っ張り出して来たのだったが(笑)
一方で、相方がファールボールが上がる度に身体をこわばらせていたのは面白かった。
確かにフライは距離感が掴めないけれど、そんな感覚もどこか懐かしく。
やっぱりライヴ感はありますな、この席は。
さて試合。
宏之は6回に1点取られてここで降板、なんだかピリっとしなかったけれど、
何とかゲームを作る。
宏之の次は川崎が7回をピシャリと締め、その裏、マリーンズの攻撃は、
幸一の猛打賞を大松がゲッツーで潰すものの、
ズレータ、今江の連続ヒットを受けて、橋本がツーベースで、2点追加。
橋本、復活を期待させる4打点!

(ズレータのレフト前ヒット)
8回表には期待の新人伊藤が登板も、この日はバタバタして、
結局途中で高木の助けを仰ぐハメになり、3失点で9-6。

しかし、背番号は川崎が12で、伊藤が30。
去年までは勝利の方程式だった、YFKの藤田、小林雅英が背負っていた番号で、
一冬でがらっと陣容が替わった事を改めて思ってみる。
試合は結局9-6で我が夫婦、今季観戦デビューを白星で飾る。
内容的にはまだオーダーも勝ちパターンも確立できていない様子がありありで、
バタバタしていたが、まぁ、これからだろう。

途中から止んだ雨も、午前中の暖かさをすっかりと冷やしてしまって、
半ば震えながらの観戦、ビールも2杯だけで、大人しく帰るかとも思ったが、
相方のリクエストもあり、買ったら割引があったりもするので、
今季スタートの挨拶がてら、いつもの幕張本郷のマリーンズバーに立ち寄る。
この時点で終電まで1時間ちょっとしかなかったが、
石垣島の後援会?の面々や、君が代を歌った石垣島の歌手の人が来て、
さらにその後、ライトスタンドの応援団長?以下
コアメンバーらしい数人までもが店に集結してしまい、
何だか妙に盛り上がっていたので、脇の方でそれを眺めつつ二人で祝杯。
応援団長達っていうのは、石垣島の人達が行ってた事で実際は知らないが、
確かに『Marines is My Life』の写真集に映っている人達だったから、
それっぽい人達なのは間違いないだろう。
写真集ではトランペットを構えた姿が怖いぐらいだった女の人は、
石垣島の人達と2月に石垣島キャンプに行った時の話をしていたが、
実際の方が可愛らしくて、何か訳知らずホッとした(笑)
結局、お約束的に終電はなくなってしまい、
幕張本郷からエッチラオッチラ総武線の各駅停車で代々木、
そこから山手線で目黒まで出て、タクシー帰りとなった。
なんだかずぶ濡れでバタバタでクタクタな今季初観戦だったが、
兎にも角にも白星スタートで、昨季の厄は落ちたって事なら何よりであるよ。






















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