入院やら何やらで書くのがす〜っかり遅くなってしまったが、
今年最後のマリスタ観戦は、9月23日(土)ファイターズ戦だった。
事前の雨予想はどこへやら、残暑の陽射しが燦々と降り注いでいた。
この日は、彼女と、その友人夫婦とその2歳の女の子、そしていつもの友達の計6名。
小さい子もいることだし、雨だったら逃げられるだろうと思って取った2回のB指定席は、
西日の格好の餌食となる場所で、陽射しが痛いぐらいだった。
スタジアムは、早々に4位、
プレーオフからの脱落が決まっているというのに、満員札止め。
ご夫婦は随分前にマリスタに来た事はあったそうだが、
スタジアムの熱気を前にして、「4位なんですよね?!」と理解できない様子。
観戦後の酒席でも
話題になったが、
「巨人ファンって『お客さん』だから、
『せっかく来たんだから勝ちを見せろ』的なスタンスだけれど、
最近のマリーンズって、ファンが支えなきゃっていう意識があるから、
消化試合なんてものはないんですよ!」と言うと、
夫婦揃って実感したものが何か分かって再訪意欲も湧いたみたいで、多いに愉快だった。
さて、今更試合の回顧録もどうかと思うが、
2-2で迎えた8回に、青野、福浦の連続タイムリーでマリーンズが2点勝ち越し!
その後の里崎、ベニーも含めた4連打なんて、
昨年を彷彿とさせる闘いぶりを久しぶりに観た気がした。
マリーンズは、9回に小林雅英を投入。
僕はスタンドの上の方から、
チームの好調もあってのはずだがセーブ王を雅英を超えて獲ったマイケル中村に向けて、
「マイケルよーく見とけ!!(これが本物のクローザーだ)」と叫んで、
周りの乾いた笑いを誘った。
がっ、その雅英、1アウト後から、3ベース、犠牲フライ、ホームランで、
あっさり追いつかれてしまう・・・。
僕は余計な事を言ってバチが当たったと反省してみる。
黙り込む僕に向かって彼女の親友である奥さんが、
「今日もサヨナラになるって事ですよ!」と声を掛けてくれる。
そうだ、この前々回まで観戦した3試合連続でサヨナラ勝ちだった事を話していたのだった。
そして9回裏、当たり前の様にマイケルがマウンドに登る。
「そうそうは打てないよなぁ」
先ほどの反省もあって弱気な僕を尻目に、先頭の今江がライト前に弾き返して出塁。
続く大松が送って、今江は2塁、確かにサヨナラの場面は整う。
大塚明。
打率は2割台前半。
ストレートにはめっぽう強いがマイケルみたいなクセ球は得意じゃない、
ってスカパーの解説で聴いたのを思い出す。
どっかーん!!!
1-1から大塚の叩いたボールは、レフトへ高々と上がり、
レフト森本のグラブを超えて・・・
次の瞬間、僕は走者今江に目を移し、今江がホームに駆け込んで、
1塁ベンチから飛び出して来た白い集団に吸い込まれるのを見るか見ないかのうちに、
両の拳を差し上げ、ジャンプせんばかりに立ち上がっていた。
今季、観戦9試合にして4回目のサヨナラ!!!
僕はその直後に座り込んで、周囲の林立する観客の中に埋もれる。
しばらくして横を見るとご夫婦の2歳の女の子が泣いている。
「びっくりしちゃったみたい」と奥さん。
奥さんは座り込んだ僕を心配げに見るのに気づいて、
「いきなり全力で立ち上がったら、両の尻と腿の間がつって立っていられなかったんだよ」
と白状する(笑)
しかし、連れの彼女は、観戦5試合で4度のサヨナラ勝ち。
逆にきょとんとしている。
「やっぱ、勝利の女神だったな!」と僕は言う。
大塚明のヒーローインタビューの後、「俺たちの誇り」をスタンドと唄って、
そのスタンドを後にする。
今年は9回来たがこれで終わり。
スタンドから階段を下りながら「早かったなぁ」と思って後ろを振り返ると、
スタジアムの上空の鱗雲が夕陽に照らされて光っているのが見える。
ふと、きびすを返してもう一度スタンドに出る。
ほとんど人のいなくなったスタジアムがあった。
何か、試合後にグランドに礼をする球児の様な気分になるが、
ほどなく球場スタッフに促されてもう一度スタンドを後にした。
終わっちゃったなぁ。
去年は11月13日の
アジアシリーズ優勝まで『夏』だった。
確かに今年はWBCでのマリーンズ選手の活躍を思えば春は早かったけれど、
やっぱり去年はここから止めどなく盛り上がって行ったのになぁ、と思うと、
なんだか寂しさもひとしおな、そんな夏の終わりだった。
マリーンズは、翌日のホーム最終戦を白星で飾り、
諸積を笑いと紙吹雪で送って、シーズン最終戦も飾り、
ロブソン
コーチをコールで送って2006年の全日程を終えた。
そして、秋の恒例だが、今年は垣内や井上、喜多など、
戦力外通告や任意引退などで去る人と、
大嶺君の決断が気になるが、ドラフトなどで来る人の話題が上る頃になった。
また今は、ハワイのウィンターリーグや
宮崎の
フェニックスリーグなど、
いわゆる教育リーグが行われているが、その後、秋季
キャンプがあって、
アジアチャンピオンチームとしての千葉ロッテマリーンズの今年が終わる。
この記事にエピローグが長いのは、自分の未練の現れなのかとも思う。
ま、何はともあれ、選手も監督コーチも、スタッフも、そしてファンのみんなも、
お疲れさまでした!
来年はまたパ・リーグをかき回してアジアを穫りに行きましょう!
・・・sigh