今晩は、世の中多いらしいが、僕の仕事場もご多分に漏れず、忘年会だった。それも全社で!
綺麗な
ホテルのホールを借りて、500人規模でやる・・・らしい。
仕事柄、綺麗な、または派手な女性が多い会社だが、
僕は、過去2回あったチャンスのいずれも体調が悪く、ドタキャンをしていたので、
縁がないのだろうと思って、今年は、端から欠席にしておいた。
僕は時として宴会部長扱いされるようで、行かないのが不思議らしく、
みんなは、独り机に残る僕に向かって、
「デートか?」とか「何かやらかしたか?」とか「2次会は絶対来いよ」とか、
言いたいことを行って出て行った。
逢いたい笑顔には、今週は逢えない。
気楽なものだと、心の中でみんなに八つ当たりしつつ、
誰もいなくなった
オフィスで、片づけものをやっつけて、
日付が変わるちょっと前に、外に出た。
一瞬、2次会に気持ちが傾きつつ、思い返した・・・間違いなく朝になるし。
僕は時々する様に、歩いて帰った。ずんずん行けば45分。だらだらなら1時間ちょっと。
道程の3分の2まで来て、住宅街の中、気になっていた明かりの前に立つ。
看板には、「MY BLUE HEAVEN」。
こんな時こそと思ってドアを開ける。
8人がけの
カウンターと、小さな
テーブル。料理の良い匂いがする。
可愛らしい女性が一人で切り盛りしている
キッチンバーだった。
調度も明度も品良く、柔らかく落ち着く、思わぬ穴場だった。
住宅街の店にありがちな、客との馴れ合いのし過ぎが作るダレた空気がなくて、
ほどよい加減で、きちんとしている。
客は、紳士っぽいのからお兄ちゃんまで。誰でも似合いそうだ。
途中で入ってきた馴染みらしい男女のグループの会話が漂うのに任せながら、
ドラフトと、ブッカーズと、パンペロを呑んで、小一時間で店を出た。
連れてきたら喜んでくれるかな、と想いつつ、残りの3分の1を辿って帰った。
