2006年01月15日

たった一人の優勝

10月に書いた記事。
友輝くん、マリンスタジアムに行こう!

拡張型心筋症に罹って移植しか道がないという友輝くん。
その後、時々気になって経過を見ていたのだが、
12月20日に、無事手術を成功させたそうだ。

募金も当時に比べれば倍近くなった様だ。

まずは、良かった!

いくらご両親がついているとは言え、心身に来るプレッシャーたるや、いかばかりかと思う。
小さな身体に強い気持ちを持って、一人だけの戦いに勝ったんだな、
すごいぞっ!

けれど、まだ退院までは掛かるらしい。
無事な帰国を祈るばかりだ。

友輝くんを救う会のホームページのリンクの先には、
同じような病気と闘う幼い子達の闘いが綴られている。

みんな生き残る資格があるはずだと思う。
けれど、叶わなかった人もいる。
そんな一人、吉井貴哉君のホームページのトップにティッカー(スクロール文字)がある。
今も闘っている人への募金の呼びかけや、退院できた人へのお祝いメッセージなど・・・。

亡くなっても尚、同じ境遇と闘った「戦友」達のために生きている、そんな気がした。
彼だって負けちゃいないんだ、と思う。
ニックネーム パラマリボ at 20:16| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2006年01月12日

お断り

昨年末近くまで、一年以上、毎日、記事を書いてきた訳ですが、
ここに来て、少しずつ整理し始めています。

具体的には、完全な間つなぎで書いたものと、
誰かを非難する様な形になってしまったもののうち、
自分の中で、完全に終わったものについてです。
(それが自分の「意見」であるものや、単にネタにしているものは別です(笑))

記録を残す事に意味はあると思いつつ、
覚えておく必要のないものまではいらないし、
「非難」を当人が知る事になったケースもあるので、
必要以上に責め続ける意味はないと思ったからです。
思いやりというのではなく、自分の精神衛生上のためなだけです。

なので、あったはずの記事がない事に気づいたら、そういう事とご理解ください。

ただ、覚えているものからになるので、残しているものに必ずしも意味がある、
という事ではありません。
念のため。
ニックネーム パラマリボ at 20:05| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年12月20日

日常の中のエロの取り扱い方法について

今晩、仕事の打ち合わせでお酒の席に呼ばれた。
こちらは男二人。
先方は、マネージャー的立場の社長と、セレブっぽい女性。

話と杯が進むに連れ、社長がちょっと崩れてきた。
ハプニングバーに若い女の子を連れて行ったっていう話になった。
そういう場所があるっていうことは、ちょっと前に聞きかじってはいた。
彼の話は、生々しく展開し拡がる。
セレブっぽい女性は、面白がって聞いている。
僕の同僚もまたしかり。

一応、こちら側の責任者は僕だ。
僕は、正直、男であっても、そういう話って好きじゃない。
社長は奥さんもお子さんもいる。
多分、話を盛り上げようとして言っている、罪なく他愛ないだけのネタなんだろう。
けれど、ほろ酔いの中で、眉間にしわを寄せている自分に気づく。
悟られない様に、作り笑いを浮かべる。

そういうのをいなせるのが、多分「大人」なんだろう。
所詮は人ごとっていうスタンス。
けれど、大袈裟なバカ話なら、いくらでもできるとは思いつつ、
何て言うか、そういう「性」をネタにするのって、好きじゃない。

責められるべきは僕なのかも知れないけれど、僕にはちょっと難しい。
自分には、後味の悪い感覚=課題だけが残る。
多分、僕は、まだまだ青いってことなんだろう。
ニックネーム パラマリボ at 00:17| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年10月19日

友輝くん、マリンスタジアムに行こう!

寝ようと思ってテレビのリモコンで目覚ましを設定していたら、
番組のアバン(開始時の予告)に目が留まった。

 千葉ロッテマリーンズ もう一つの闘い

Birthdayっていう少年隊の東山さんがMCを努めるTBSのドキュメンタリーだった。

原因不明の難病、拡張型心筋症に罹った今井友輝君(6歳)を、
マリーンズが球団をあげて応援するっていう話だった。

募金の事はマリーンズの公式サイトで知っていたが、タイミングが合わず、
そのままにしていた。

友輝君は、心臓移植しか助かる道がないそうだ。
国内では年齢制限があって受けられないから、アメリカに行くしかない。
手術に掛かる費用は、6000万円もするそうだが、ご両親の街頭の呼びかけなどでは、
1000万円しか集まらず、窮状がテレビで報道された。

それを観ていたマリーンズの球団職員が、千葉県在住で、将来の夢は野球選手、
という友輝君を助けようと球団に持ちかけ、
ボビー・バレンタイン監督は、むしろすぐにやるように指示して、
自らビデオ撮影のカメラ前に立って、
マリンスタジアムのスクリーンを通じて呼びかけを行ったそうだ。

お子さんができたばかりの今江は、ヒーローインタビューでも募金を呼びかけ、
他の選手達も、チャリティーオークションなどに出品したりして、
球場の外では、チアリーダーが募金を集めていた。

全然知らなかった。
ボクが見に行ったプレーオフ第一ステージ初戦の日に、
友輝君は、主治医から移植の説明を受けたそうだ。
ボクは、お気楽に盛り上がっていたのだが。

募金は、マリーンズの協力を受け、一気に伸びて移植に最低限必要な額のメドがついたそうだ。
けれど、まだまだ安心できる額じゃないらしい。

優勝を決めた日、友輝君は、テレビで観戦して喜んでいた・・・病室で。

小林雅英が友輝君に向けて言っていた。

 病気を治してマリンスタジアムで始球式をしてくれるのを待っています。

反省を込めて、自分でも何かと思うと同時に、ここに掲載することにする。
募金は、まだ受け付けているそうだ。

「千葉ロッテマリーンズ公式サイト」
ニックネーム パラマリボ at 01:14| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年08月09日

患者都合

移植コーディネーターの人から電話があった。

先日、ドナーとしての適合検査を受けた、その結果だ。

 今回のコーディネートは、患者さんの都合により、終了となりました。

やけに明るい声だった。
いくつかのやりとりの後、聴くに聴けない事をそのままにして電話を切った。

「患者さんの都合」っていうのは、移植を待っていた患者さんが亡くなったっていう事らしい。
例外もあるらしいが、どうなんだろう。
今度も間に合わなかったのか。
なんで、もっと早い段階で、コーディネートを始めないんだろう!?

血液のタイプが合っているっていうのは、何かの縁だ。
そんな患者さんが亡くなったっていうのは、人ごとには思えない。

最後まで闘ったんだろうな。
本当にお疲れ様でした。
どうか、ゆっくり休んで下さい。

ドナー登録っていうのは、いろいろなことを感じる。
いつもどこかで闘っている人がいること。
命が儚いものであること。
自分が力になれるかも知れないこと。
自分の力が、あまりに限りあるものであること。
ニックネーム パラマリボ at 21:24| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年07月24日

存在の耐えられない軽さ

NHKスペシャルを観ていた。
モザンビークの少年兵の話だった。

10歳にも満たない少年達が、ゲリラに拉致され、ドラッグを打たれて、兵士にされてゆく。

今でも続いているそうだ。

ディレクターの回顧録があった。
15年前に取材した少年が、最近亡くなったそうだ。
取材した後、アフリカの現状を忘れた自分、亡くなった元少年を思い、
自分の限界を抉る様な独白には、人としての迫真があった。
ドキュメンタリストとしての限界を知る気持ちが伝わる。

ゲリラも、結局は、先進国の思惑の先兵にさせられ、ねつ造された使命のために、悪魔になる。

イギリスの若者が過激思想を植え付けられて自爆する。
植え付ける側も、暴走した被害意識に追いまくられている。

人として生きる事すら許されない。

オイラ何やってるんだろう?
安くない金を貰って、好きな事共に囲まれて、摂取過多でありつつ、
どこかで不遇じゃないかとか嘆いてみたりする。

表現をしなくなってから、人に与えていない状況を認識してから、
余計に、自分の軽さに腹が立つ事が増えている。

何をしたらいいんだろう?

こんな有様では、義憤は常に偽憤でしかない。

持っているものを投げ出す事が答えならそれもいい。
けれど、持てる人はわずかだ。
要はそれをどう使うか、じゃないだろうか?

自分の肩を抱いている場合じゃないのは間違いない。
ニックネーム パラマリボ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年07月24日

新しい記録=反攻

なんだか、時々思うことを自分に照らして、つくづく我、偽善者なりと思う。

だったら、思ってしたり顔するだけじゃなくて、やれるだけやってみようと思う。

評価は人がするものだ。
ナルシズムの暴走の行方を暖かく見守って頂きたい。

って、ワケで、しれっと、また新しいカテ作ってみた。

・・・分かんないよぉ?
単にカテ増やしたいだけかもしれないし。
でもね、自分が創ってカラってのもカッコつかないから、ナルなりにやるなりさ。

男子三日会わざれば刮目して見よ!
とありたい。

fariseoですか?
そのものズバリ、偽善者っていう意味です(爆)。

というワケで、さっき、一つ仕込んでみました。
題してみれば「父親になってみるなりっ」の巻。
なので、このカテは、その経過をしたためる場所になる予定です。
ニックネーム パラマリボ at 00:34| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年07月12日

二次審査通過

先日の検査の結果が来た。
ドナー候補者としての。

 財団の基準では問題ありませんでした。

合格ということだ。
これで、血液タイプの患者さんとの合致必須条件をクリアして、
移植にも問題ないということになった訳だ。
後は、最大5人の候補者から、より患者に近い条件を持つ人がピックアップされる。
(血液の中にある様々なタイプの内、5つの合致必須条件があり、
 後は合っていればよりベターということらしい)

次が最終審査っていうことだ。
結果は数ヶ月掛かるらしい。

まずは、何より「問題ない」って事と、
患者さんが頑張っているっていうことが分かって良かった。
(患者さんに何かあれば、ドナー選定の過程は終了になってしまうから)

よしよし。

ちなみに、ボクが今回候補者になったのは、骨髄移植に関してだ。
これの良いところは、生きている内に、ドナーになれるっていうことだ。
ニックネーム パラマリボ at 20:34| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年07月05日

ハズレ

ボクはドナー登録者だ。
何のドナーかは、機会があれば、追々話すことにする。

先日、ドナーとしての意思確認と検査を受けた。
ボクのタイプに近しい患者さんがいたということで、呼ばれたのだった。

ぼかして言うのには訳がある。
ドナーは、患者さんとの面識を持つことを許されない。
多分、謝礼とか、泥臭い問題になることを危惧してのルールだと思う。
だから、患者さんから見て、ヒントになる様な、
場所とか時間とかを特定して公表することは、禁じられている。

さて、その検査での話。
場所は、指定された病院の診察室。

検査担当の医師は、画に描いた様に綺麗な若い女性だった。
お色気っていうんじゃなくて、楚々とした人。
・・・それは本題じゃない(笑)。
(ここでは敢えて笑うけれど、後で思い知らされる事になる)

 いつ頃、ドナーになったんですか?

女医さんが聞く。

 いや、10年近く前だと思うんですが、あまり覚えてないんですよね。

 じゃぁ、これまでこういう検査に呼ばれたことはありますか?

 登録した時にタイプを調べられた後で、3回、適合者だっていう手紙が来て、
 提供意思確認に、「はい」って返事を書いたのに、
 「見送りになりました」っていう結果通知の繰り返しだったんですよ。
 こっちは、その意思があるのに、何か、いっつも逆に何か問題があったみたいな感じで、
 ハズレを引いた気分でしたよ(笑)。
 その度、親にも報告して心配掛けたから、やるならやれって思ったんですけどね。

女医さんは戸惑いの表情を浮かべる。

 じゃぁ、検査はされなかったっていう事ですか?

 はい。

 ・・・。
 それは、患者さんが持たなかったっていう事なんですよね。

 ???

 医師にしても患者さんにしても、ドナーは絶対に確保しておきたいものなんです。
 最大、候補者は5人いるんですが、普通は、全て検査をするはずです。

 ・・・持たなかったっていう事は・・・?

 亡くなったっていうことです。

アタマを殴られた様な気がした。
ハズレなんて言ったのは、あまりに軽率。

 ・・・でも、そんなに連続で、っていうことはあるんですか?

 移植をしなければならないっていうのは、最後の判断なんです。
 だから、持たないことが多いんですよ。

 ・・・ハズレ・・・なんて言っちゃいけなかったですね。

 ・・・そうなんですよ。

その時を迎えた患者さんや親族の気持ちを思うと、何ともやりきれない気分になった。
本当に、最後の光として、僕らがいるんだと再認識した。
そうしたって仕方ないけれど、空に向かって詫びたかった。
その後、どうにもそのことが頭を離れない。

女医さんは続けた。

 どうしてドナーになったんですか?

難しい質問だ。

 ・・・いや、正直、深くは考えていないです。
 臓器移植の意思表示カードも持ってはいますが、
 生きているうちに、人にあげられるものなんて、そうはないかなぁ、
 って思ったことがあって。
 ・・・もしかしたら、伯母が全盲だっていうのもあるかも知れませんが。

女医さんは、何も答えなかった。

問診と検査が終わった。

 結果は、1ヶ月後に出ます。
 その上で、最終的にドナーに選ばれて、ご意志が変わらなければ、
 最後の検査で、またお会いしましょう。

女医さんは、柔らかく微笑んで言った。

 お世話になりました。

ボクは診察室を出た。
表にはコーディネーターの女性が待っていた。
診察の前に、ガイダンスをしてくれた人だ。

 お忙しいのに本当にありがとうございます。

彼女は、深々と、ボクに頭を下げた。
ここに来るまで、どっかで、「やってやっている」っていう意識がなかったか、
と言われれば、ウソになる。

けれど、「ハズレ」の重さを知って、彼女に頭を下げられた事が恥ずかしくなって、
無粋を省みる余裕もなく、目も合わさず、会釈をして、その場を立ち去った。

実際にドナーになれば、レアケースであるとは言え、
後遺症の恐れもあるらしいし、死に至る例もあったらしい。
少なくても何日かは、身動きができない。
(コーディネーターの人はとことん、リスクと理由と対処の話をしてくれるから、逆に安心だ)

けれど、何を失う事になっても、今回は、絶対になりたいな、と思った。

(ところで、ドナーに登録しても、いつだって辞められるし、
 候補になる度に意思確認を受けるし、強制は一切ないから、考えている人は安心して欲しい)

ちなみに今回は、呼び出しと確認の手紙に、
通常の半分のペースで、移植を実現しなければならない、って書いてあった。
今なら、その意味が痛いほど分かる。

誤解のない様にハッキリさせたいのだが、
ボクがドナー登録をしたのは、全くもって、思慮深さとは無縁の事だ。
言ってみれば、自分を認めるための、ナルシズムを満たす一つの手法に過ぎない。
患者さんが満たされるなら、きっとボクは満たされるだろう。
単にジコチューなだけの話だ。

何か、そんな自分がとても残念でならないが。
ニックネーム パラマリボ at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | fariseo

2005年06月10日

a sort of 献体

召集令状が来ました。

今回で4回目。
過去はいずれも、間際で振るい落とされました。

さて今回は?

守る物もなく、引く理由もないので、ボクは行きます。
今晩は、見知らぬ人に止められましたが、ま、人は人。

イタイのかなぁ。
で終われば良いんだけどね(笑)。
ニックネーム パラマリボ at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | fariseo